消防立会検査終了
- 佐田勝洋
- 2023年3月11日
- 読了時間: 3分
ちょうど昨日消防の方が来られ、火災報知器の点検、非常用照明、消火器の点検に来ました。ものの15分ほどで終了したのですが、こういった各種諸々の作業が開設前は目白押しです。
試しに慣らしてみるとかなりでかい音が鳴りますね、やはり家庭用のものとは違います。なんせ、一連の工事、検査、書類作成依頼で40万円ほどかかるわけですからね。これでも比較的安くできたほうだと思います。そして誤発報した際の止め方も聞いておきました。
梅雨時期、大雨や台風あとの湿気が多い時に誤発報する場合があるとのことでしたから。
私が勤めていた有料老人ホームの一つでは梅雨時期になると数日おきに誤発報して夜中に入居者さんをたたき起こすという事例が多発していました。さらに悪いことにこの誤発報、市川市では自分たちで止めたらだめで、消防署員を呼んで止めてもらう必要がありました。
施設の規模やいれている設備にもよるのかもしれませんが何とも理不尽な話です。
たまたま近所に消防署があったので駆け付けるまで10分かからないくらいなのですが、その間慣らしっぱなしで認知症の方などはかなり不穏になりますし、クリアな方は理解してくださる方もおられればかなりご立腹される方もいます。
一度私が入居者優先で自分で止めたことがありました。もちろん火事が起こっていないことを確認した後です。すると到着した消防署員の方が「何で勝手に止めるんだ!」と怒鳴ってきたことがありました。私も入居者さんたちの生活を守る必要があったため、「発報箇所を確認して確実に誤発報だったから止めたんです。私たちも、このサイレンでご入居者さんが不安になって転倒したり、こんな頻繁に夜中起こされて睡眠を妨害されるままにはできません。私たちにも、ご入居者さんたちの生活を守る義務があるんです」というと「これを勝手に止めたら法令違反であなたが捕まるんですよ」と。。
確かに、言っていることは理解できます。もし誤発報ではなかったら。もし他の発報場所以外から火が出ていたら、ということもあり得ます。
本来私たちを保護する目的の法令ですし、許認可を受けて営業しているのでそれに従うのは必要なことですが行き過ぎるとそれは不必要に苦しめるものにもなってしまいます。
そんなことを過去に経験していたので、船橋市の消防署員の方に、「発報した際火元確認して誤発報だった場合も消防署員を呼ぶ必要はありますか?」と聞くと、まず確実に誤発報であることを確認したという条件で自分たちで止めてもらって構わないし、消防署に連絡する必要もないです。」との回答をいただきました。
市町村によって違うのか、ホームの規模によって違うのかわかりませんが市川市の消防署とはかなり異なる感じでした。でも自分がオーナーとなってGHを管理するとなるとやはり火事は絶対に起こしてはならないしそのための手順なら市川市の対応も致し方ないと理解できました。
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