仕事とは山あり谷あり
- 佐田勝洋
- 2024年7月30日
- 読了時間: 3分
土曜の朝、GHの朝食を提供後、テレビチャンネルを何気なく変えながら見ていたら、ちょうど新プロジェクトXでスバルの自動運転支援システムの開発に関わる番組再放送をやっていた🚗
チャンネルを変えずに何気なく流していたのだが、徐々に見入っていった。
経営赤字で自分たちのプロジェクトに疑問を投げかけられたり、大量リストラ、1/20という大幅予算カット、何をしていいのかわからない状況に追い込まれたとき、公的補助金を頼りに開発を進めようとするも、税金を投入するには弱すぎる企画と断られ、文字通り八方ふさがりまで追い込まれる。
そんな状況からのわずか数人のメンバーでの一つ一つ課題を克服していき、限界に挑戦する部下、部下を信頼して待ち、励ます上司。双方相当なストレスがかかっていただろう。
そして最終的に自動ブレーキ実用化に向けて役員たちを説得するところまでこぎつけ、販売後、事故は世界市場で60%減少させるという快挙を達成した。🚀
さて、この番組を見ていて、私はこのGHを始めるにあたってぶつかってきた様々な問題を思い出した。
本当に開設することができるのか、今まで使ってきた資金がすべて無駄になるのではないかという不安や恐怖があったし、行政担当者とのやり取りの中でなかなか首を縦に振ってくれない事案が生じたり、指定申請を通すための書類の作成の中には私一人ではどうにもならないものがあるのだが、その書類がなかなかそろわなかったりと本当に前途多難だった。
開設したらしたで入居希望がなく営業活動もなしのつぶて。埼玉でやっている知り合いの所は半年で3棟開設という爆速経営、そんな中いろんなGHを見学し、いいところを取り入れ、見学者さんには丁寧にうちの魅力を説明した結果、一人また一人と入居者さんが来てくださり、開設一年目を満室で迎えることができた。
決して早くはなかったが、おかげで一人一人の入居者さんにしっかり向き合うことができた。
そして私の場合、社員を雇わず、開設までほぼ全て一人で仕事をしてきた。会計、人事、G管理業務、モニタリング、支援計画書作成、入居者さんへの食事提供、連絡協議会との会合、行政への難解な書類提出と一人何役もこなさなければならないが一通り経験することで全体が見えてくる。
まずは自分がすべてではなくとも理解していないと、行政担当者との話もできない。
中には一回り以上は年下だろうと思われる担当者から、これくらい知ってて当然でしょ、こんなことも知らずに何がやりたいのか、とでも言わんばかりの勢いでまくし立てられ、あからさまにイラつきを表されることもある😵💫
ただ私はこういう担当者がいることで、俄然やる気がでて絶対に見返したるぞ!と自らを奮起させ仕事をしている。この担当者の存在に感謝することはないが、発奮材料としてしっかり利用できているのはまだ救いだろう。
もちろん、そんな中で辛抱強く丁寧に教えてくださる仏様のような担当者さんもおられ、そうした方々には本当に頭が下がるほどありがたい🙏。
障害福祉の仕事は国の補助金を受けて成り立つ事業であり、行政担当者とのやり取りは避けて通ることはできないので私がしっかり理解していかなくてはならない🧐
スバルの開発チームの苦悩に比べたら私の苦悩など小さなものなのだが、8月に2棟目の開設を控え、土曜の朝にプロジェクトXを見てまた初心を思い出した。
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